参加者中一番力ワイかった20代前半の女子大生風は、乱交開始と同時に3人の男が群がるほど。プレイに参加するならアチラ、酒でも飲んで鑑賞したけりゃコチラってわけですな。
「いやあん」
「アンタこそビンビンやんか」
国によっては死刑になってもおかしくない、売春とドラッグ(ただしマリファナのみ)が、政府公認なのだ。ま、ここまでは裏モノ読者にもおなじみの話だが、実はオランダにはもうーつ、意外と知られていない、おかしな自由がある。かつて、私がチューリップと風車の国で体験した凄まじい光景。ぜひ聞いてほしい。
しかも数力月後には卒業論文の締め切りも控えている。これでヒマなワケがない。
が、今回のパーティはいつもと違い、スペシャルなのだという。何でも、最近彼女が入会した野外セックスサークルのゲリライベントで、ロッテルダムの国立公園に男女30人が集まり一斉にって、メチャクチャじゃん。
男女とも年齢層は18才35才くらい。地味なタイプ、遊び人タイプ、いろいろいるが、共通するのは、これから起こる出来事に期待を膨らませ、実に涼しげな表情を浮かべている点。つまり、ソートーな変態揃いだということだ。
「ああーん」
「おおーう、おおーう」
「楽もうよ」
突然、真っ裸のヒッピー風が私の隣に座った。抵抗する間もなく、キスされ、太ももの奥を触ってくる。…あ、とっても気持ちいい。エクスタシーが効いてるんだろう。
気がつけば、大股開きで男の下半身を迎えていた。射精しヒッピー風がまた別の女のところへ行くと、入れ替わりにバンドマン風が私の尻を抱える。こうなりゃ、お互い楽しむしかない。ああ、もっと突いて、突いてよおー。
「そう、もっと強く」
かくして、週末のピースフルな公園の雰囲気をぶちこわしまくった野外セックスパーティは、始まって2時間半、ようやく終了となる。ここ以上に自由な国、アタシは本当に知らない。